男性更年期障害
40歳を超えた男性に多い病態で、正式には加齢男性性機能低下症候群(LOH症候群)といい、
- 性欲と勃起能の質と頻度、とりわけ夜間睡眠時勃起の減退
- 知的行動、認知力、見当識の低下及び疲労感、抑うつ、短気などに伴う気分変調
- 睡眠障害
- 筋肉量と筋力低下による除脂肪体重の減少
- 内臓脂肪の増加
- 体毛と皮膚の変化
- 骨減少症と骨粗しょう症に伴う骨塩量低下を骨折リスク増加
といった症状が挙げられます。
男性ホルモンが減少することにより発症すると言われているが、うつ病との鑑別、メタボリックシンドローム、前立腺癌の合併も気を付けて男性ホルモン(アンドロゲン)の補充療法を施します。
主に男性ホルモン注射を2-3週毎に行います。軟膏もありますが、注射の方が効果が高い印象です。